競売物件を有効に生かすためのテクニック!
評価書について
重要書類である評価書は不動産鑑定士が割り出した細かな物件状況、そして売却価格を評価した時にどのような判断が影響したのかが詳細に書かれています。このことからもわかるように、その評価を下すに至った材料、そしてそれを説明する理由、根拠などが多角的な角度から記されているのです。このような書類は不動産に対しての知識を持たない人はもちろんのこと、不動産の目利きとして知られているプロの間からも目を離すことができないポイントだと言われています。
この書類はさまざまな箇所に記載がされているので、どこに注目をしていいのか迷ってしまいがちではありますが、「物件の位置や用途等の制限」「周辺環境」「設備」「建物の状況」「公示地や最寄り駅までの地図」などが記載されているため、このポイントを忘れずにチェックしておいてください。
この評価書では落札をしてから新たに建物を建てたり、今ある建物をリノベーションして収益物件として生まれ変わらせるような気持ちを持っている人は特に目を通すようにしてください。なぜなら、その不動産の価値や賃料の目安として決定するための重要な参考となるからです。この書類を見ずして収益化は難しいと言えるでしょう。